1987年より葛飾区と交換ホームステイを通じた友好交流を続けているマレーシア・ペナン州。新型コロナウイルス感染症の影響により休止を余儀なくされていましたが、今年度ついに4年ぶりの交換ホームステイプログラムを再開させることができました。葛飾区でのペナン代表団受入は、2018年以来5年ぶり。今年度は7名のペナン青年を、葛飾区の登録ホストファミリー7家庭がお迎えしました。
団員達は葛飾区に8日間滞在する間、葛飾区長への表敬訪問を始め、都内防災施設、博物館などを視察し、日本の環境や防災、歴史文化の保全に関する取り組みについて学びました。また、今回は葛飾区立水元中学校を訪問し、1年生4クラスの英語の授業に参加しました。葛飾区の若い世代に、マレーシア・ペナン州との交流について知ってほしい、という願いをこめて団員達が考えた英語のクラスでしたが、常に笑い声があがる楽しい教室となったようです。その後、一行は葛飾区のスポーツクライミング施設を視察し、クライミングの指導を受けるなど、葛飾ステイを満喫しました。
また、団員は滞在中、「マレーシア風ティーパーティー」を催し、現地で人気のマレーシアスナックや、手作りのデザート、そして、マレーシアのミルクティー「テタリッ」で、公募した葛飾区民18名と英語で国際交流を楽しみました。「こんなに温かいおもてなしをしてくれて、マレーシア人のホスピタリティーを感じました」と、多くの参加者から大満足の声をいただきました。
そして、 今回もなによりの思い出となったのは、ホストファミリー宅での体験です。7名の団員達は各ホストファミリー宅であたたかく迎えられ、食事を一緒に作ったり、近所の散歩に出かけたりと、普通の生活を楽しんだ他、「日本に来たらここに行きたい!」というお目あての場所にも連れて行ってもらったようです。平日は様々な公式行事に参加するため、なかなか家族との時間が取れなかったのですが、そんな中でもホストファミリーの皆さんは工夫して交流の時間を作ってくれました。帰りの空港では、団員同士、写真を見せ合い、思い出を語り合い、涙をぐっとこらえる姿が見られました。
受入にご協力いただきました関係者の皆様、ボランティアの皆様、交流会に参加いただきました皆様、そしてなによりも、ホストファミリーの皆様、本当にありがとうございました。これからも、葛飾区とペナンの友好交流にお力添えをいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします!
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