日本では、12月は一番忙しい月とされています。
年の終わりはクリスマス、忘年会、大掃除や新年の準備で忙しくなります。
クリスマス
クリスマスはもともとキリスト教の行事ですが、第二次世界大戦後は日本でも大きなイベントとなり、キリスト教的ではない日本スタイルのクリスマスとなりました。
プレゼントの交換をしたり、クリスマスケーキを食べたりします。イブの日に教会に行くことは少なく、家族や友達とクリスマスパーティーを開いたりする人が多くなりました。
クリスマスのご馳走としては、七面鳥ではなく、鶏肉を食べます。
忘年会
12月は忘年会を楽しむ月です。忘年会とは、その年におこった嫌なことを忘れるパーティーです。
会社やサークル、友達同士などでそれぞれ忘年会をします。
多くのレストランや居酒屋は、そのために12月はいつもこみあっています。
大掃除
年末のイベントの中で、大掃除は新年のために家中をすみずみまできれいにするとても大切なイベントです。
網戸や換気扇、照明器具など、日ごろ掃除しないところまできれいにします。
大掃除はただ家をきれいにするだけではなく、もともとは宗教の「浄化」の意味を持っていました。
なので、家族全員で掃除をすることが大切です。
新年の準備
新年の準備というと、おせち料理の準備がまずあげられます。おせち料理は前もって作られ、お正月の最初の3日間に食べます。 重箱に、縁起がよいとされる料理を作ってきれいに詰めて、元旦に食卓に
並べるのが日本の伝統です。
また、お正月の飾りつけをすることも、大切な新年の準備です。 門松を門の前に、注連縄を玄関に、 鏡餅は神棚にかざります。
一日だけ飾るのは縁起が悪いとされるので、12月30日までに飾り付けます。
大晦日
大晦日は、一年の最後の日、つまり12月31日のことです。新年の準備は大晦日までに終わらせます。
日本では、大晦日の夜はコタツでみかんをたべ、NHKの紅白歌合戦を見る人が多いようです。
また、除夜の鐘や年越し蕎麦を食べるのも大切なイベントです。除夜の鐘は108回打たれます。
仏教の教えでは、人間には108の煩悩があり、それを鐘を鳴らすことにより取り去ることができると言われています。
また、年越しそばは長寿を祈ってたべます。 |
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